今年は夫婦二人とも確定申告しました!これで妻の所得税が戻り、私は住民税の申告が省けます

今年は夫婦二人とも確定申告しました!これで妻の所得税が戻り、私は住民税の申告が省けます

今年2021年は夫婦二人とも所得税の確定申告をしました。

妻は、確定申告により個人年金から引かれた所得税を取り戻します

私は、収入が年金だけですの通常、確定申告は不要です。

それなのに、私が確定申告した理由は、住民税の申告を省くためです。

住民税の申告は手書きなので面倒、所得税の確定申告はネット(e-Tax)で完結します。

所得税の確定申告で入力した保険料等の所得控除額は、税務署から市役所に伝達されますので、住民税の申告が省けます。

所得税と住民税について

所得税はどのようにして決まる?

所得税は収入全体に税率をかけたものではありません。

収入から給与控除や年金控除が引かれた金額が所得です。

さらに、所得から生命保険料等の控除を引いた金額が課税所得です。

この課税所得に税金(所得税)がかかります。

課税所得がマイナスになれば、所得税はかかりません。

所得税の確定申告は、税務署に収入金額と生命保険料等の支払金額を申告して課税される税金を確定させます。

我が家の妻は、個人年金から所得税約3万円を源泉徴収されていますので、毎年確定申告をして取り戻しています。個人年金から先に税金を引いておいて、確定申告しないと没収なんてひどいですね。

⇒ こちらの記事『2020年 妻の個人年金から源泉徴収された税金3万円!確定申告しないと取り戻せない』も見て下さい。

確定申告するためには、収入を証明する書類と生命保険料の支払証明書等を準備する必要があります。これらの書類がないと確定申告できません。

ネットで行う確定申告(e-Tax)では、準備した証明書類をまったく提出しなくてよいので楽です。

住民税はどのようにして決まる?

住民税は、所得税の確定申告を行っていれば、収入や生命保険料等の情報が税務署から市役所に伝達されますので、住民税の申告は不要です。

所得税の確定申告をしない場合は、住民税の申告をしないと、生命保険料や配偶者情報が市役所に伝わりません。そのため、生命保険料控除や配偶者控除がされませんので住民税が高くなります。

所得税住民税では、控除の計算や税率等が違いますので、所得税が0円でも、住民税がかかる場合が多いと思います。

所得税の確定申告と住民税の申告の違い

所得税の確定申告と住民税の申告の違いは次の通りです。

所得税の確定申告 住民税の申告
申告の案内 1月下旬 確定申告の案内はがき

2月1日 申告用紙届く

申告の時期 毎年 2月16日〜3月15日
(2021年は4月15日まで延長)
毎年 〜3月15日
(2021年は4月15日まで延長)
申告の方法 電子申告ができる 2月初めに自宅に送られてくる申告書用紙に手書きして郵送する
証明書類の提出 原紙を提出しなくてよい 原紙を返送用の封筒に入れて市役所に郵送する
税額の計算 電子申告なら税額を自動計算 申告で決まる税額を自分で計算するか、住んでいる自治体のホームページに住民税計算ツールがある場合は自動計算できる

申告の期限は、両者とも通常3月15日までと同じです。

申告の方法は、所得税の確定申告電子申告ができますが、住民税の申告手書きのみです。普段、スマホやパソコンの入力に慣れていますので、手書きは苦痛です。

証明書の提出は、所得税の確定申告では原紙を提出しなくてよいのですが、住民税の申告では、証明書類の原紙を手書きした申告書用紙と一緒に封筒に入れて市役所に郵送する必要があります。このため、何を提出したか、自宅の控えとして証明書類のコピーをとっておく必要があります。

確定申告に必要な書類を準備します

確定申告に必要な書類として、収入を証明する書類と保険料等の支払いを証明する書類を準備します。

収入を証明する書類

私(夫)の収入は年金のみ、妻は年金とパートです。

年金収入を証明する書類は、年明けの1月中には郵送されてきます。

⇒ こちらの記事『はじめての年金の源泉徴収票!確定申告する、しない?』も見て下さい。

入手順 入手時期・方法 書類名 詳細 (クリック拡大)
1

021年1月中旬

郵便

公的年金の源泉徴収票

(夫・妻)

2

2021年1月中旬

郵便

個人年金の年金支払証明書

(妻のみ)

3

2021年1月下旬

郵便

年金基金の源泉徴収票

(夫・妻)

4 2021年2月初旬 パート給与所得の源泉徴収票

(妻のみ)

妻のパートの源泉徴収票は、毎年2月初旬に勤め先から渡されるようです。

保険料等の支払い額を証明する書類

所得控除を受けるために必要な書類です。税金が少なくなります。

生命保険料の証明書は9月〜10月、地震保険料の証明書は11月、国民健康保険税の証明書は年明け1月下旬に郵送されてきます。

入手順 入手時期・方法 書類名 詳細 (クリック拡大)
1 2020年9月初旬

郵便

生命保険料控除証明書 

アフラック

(夫・妻)

2 2020年10月初旬

郵便

生命保険料控除証明書

明治安田生命

(夫・妻)

3 2020年11月16日

郵便

地震保険料控除証明書

ソニー損保

4 2020年1月〜12月 医療費領収書一式

(夫・妻)

5 2021年1月25日

郵便

国民健康保険税の納付額のお知らせ

(夫・妻)

医療費の領収書は、病院で発行された昨年1年間の領収書がすべてそろっているか確認します。

我が家の場合、確定申告に必要な書類がすべてそろったのが2月初旬です。

パートの源泉徴収票が一番遅いので困ります。

確定申告で入力する数字をまとめておく

確定申告の入力画面で、収入の証明書類を見ながら数字を入力するのですが、事前に把握しておいた方が安心です。

収入で入力する数字

年金やパート収入の金額をまとめておきます。

収入の種類 妻 61歳 夫(私) 64歳
給与(パート) 735,496円
公的年金 34,625円 1,522,238円
年金基金 38,719円 24,370円
個人年金 637,340円
収入の合計 1,446,180円 1,546,608円

妻の収入はパート 約74万円、公的年金 約7万円、個人年金 約64万円、合計 約145万円です。

夫(私)の収入は年金のみで約155万円です。

⇒ 私の少ない年金額については『60歳定年退職後!3年待ってようやく特別支給の老齢厚生年金【報酬比例部分】受取開始も年金額はガックリ』を見て下さい。

所得控除で入力する数字

所得控除で入力する保険料等の数字をまとめておきます。

妻 61歳 夫(私) 64歳
生命保険料 アフラック 30,660円 (医療保険) 33,840円 (がん保険)
生命保険料 明治安田生命 42,276円 (夫婦保険)
地震保険料 ソニー損保 19,500円
健康保険料 国民健康保険 64,600円 (1世帯分)
医療費 26,650円 (妻の通院) 33,530円 (夫の通院)

この表の通りに確定申告で保険料等を入力してしまうと、夫(私)の方に多くの所得控除がされてしまいます。

妻と夫(私)で所得控除の配分を考えます

確定申告では、保険料等の控除は、妻と夫(私)でどのように配分するかは自由です。

そこで、どのように配分すれば、夫婦の所得税住民税の合計が最も少なくなるのかを、シミュレーションしておきたいと思います。

そのため、表計算ソフトで我が家の2020年の所得税と2021年の住民税を申告前に計算できるようにしました。左が妻61歳の計算表、右が夫(私)64歳の計算表です。

いろいろなケースで計算した結果は次の通りになりました。所得税はすべて0円ですが、住民税が違ってきます。

ケースNo. 保険料等の配分 妻の住民税 夫の住民税 合計
1 医療費全部を妻に配分 6,500円 6,200円 12,700円 0円
2 医療費全部を夫に配分 7,500円 5,500円 13,000円 300円
3 地震保険料を妻に配分 7,000円 5,800円 12,800円 100円
4 生命保険料を妻に配分 5,500円 7,600円 13,100円 400円
5 健康保険料を妻に配分 5,500円 8,600円 14,100円 1,400円
6 医療費を妻分と夫分に配分 7,500円 6,200円 13,700円 1,000円

この結果、次のように配分して確定申告すると我が家の住民税が最も少なくなるようです。これだけの労力をかけたわりに、税金の節約額は少ないですね。

ベストな配分(ケース1) 妻 61歳 夫(私) 64歳
生命保険料 アフラック 30,660円 (医療保険) 33,840円 (がん保険)
生命保険料 明治安田生命 42,276円 (夫婦保険)
地震保険料 ソニー損保 19,500円
健康保険料 国民健康保険 64,600円 (1世帯分)
医療費 (夫分を妻に配分) 26,650円+33,530円=60,180円 33,530円(妻へ)

夫婦二人分の確定申告

e-Taxによる確定申告(妻)

妻の確定申告を最初に行います。妻のマイナンバーカードが必要です。

1 e-Taxのホームページを検索します。最初のページで『確定申告書の作成はこちら』を選択します。

2 トップページで、『作成開始』を選択します。

3 税務署への提出方法として『e-Taxで提出 マイナンバーカード方式』を選びます。

4 パソコンにカードリーダーをつなぎ、妻のマイナンバーカードをその上に置いてから、『マイナンバーカードの読み取り』を選択します。

5 『令和2年(2020年)分の申告書等の作成』を選択します。

6 令和2年(2020年)分の申告書等の作成で『所得税』を選択します。

7 次の画面で『作成開始』を選びます。

8 申告する人の生年月日を入力し『e-Taxにより税務署に提出する。』を選びます。

9 『収入金額・所得金額の入力』画面が表示されます。これから妻の収入を入力していきます。画面の左中央の給与所得の『入力する』ボタンを選択します。

10 『給与所得の入力』画面(左)となります。妻のパートの給与所得の源泉徴収票(右)の支払金額を見て、妻のパート収入金額『735,496』円を入力しました。

11 『収入金額・所得金額の入力』画面に戻り、雑所得の公的年金等の『入力する』ボタンを選びます。

12 『公的年金等の入力』画面(左)となります。妻の公的年金の源泉徴収票(右)を見て、妻の公的年金額『34,625』円を入力しました。

13 もう1件、年金収入を追加入力します。企業年金連合から届いたはがき(右)を見て、妻の年金基金収入『38,719』円を入力しました。

14 『収入金額・所得金額の入力』画面に戻り、雑所得のその他の『入力する』ボタンを選びます。

15 『雑(その他)所得の入力』画面(左)になります。生命保険会社から届いた年金支払証明書(右)を見て、妻の個人年金の収入金額『637,340』円と必要経費『312,297』円と源泉徴収税額『33,186』円を入力しました。

16 入力した収入から妻の所得金額が自動計算されます。

給与所得185,496円 (= パート収入735,496円ー給与控除550,000円)

・公的年金等の所得: 0円

・雑所得のその他325,043円 (=個人年金の収入637,340円ー必要経費312,297円)

これらの所得を合計すると妻の所得金額510,539円 です。

図解すると、次のようになります。

17 次の『所得控除』の画面で医療費控除生命保険料控除を入力します。

18 妻の申告では、私と妻の医療費の支払額をまとめて入力します。

こちらの動画が参考になります。

19 支払った医療費 60,180円分をすべて入力します、医療費の控除額は自動計算されて 34,654円 となりました。

20 生命保険料控除の入力で、妻のアフラックの医療保険料『30,660』円を入力します。

 

21 アフラックの医療保険料による生命保険料の控除額27,830円 でした。

22 所得控除の入力で、医療費控除生命保険料控除の欄を入力した結果です。

医療費控除:34,654円

生命保険料控除:27,830円

自動的に基礎控除の480,000円が追加されます。

結果、妻の所得控除の合計542,484円でした。

図解すると次のようになります。

23 妻の確定申告の入力結果です。妻の個人年金から源泉徴収された33,186円が戻ってきます。妻の所得510,539円から542,484円控除されるとマイナスになりますので所得税は0円です。

図解すると次のようになります。

e-Taxによる確定申告(夫)

夫(私)の確定申告は、妻の確定申告と同じ手順で、年金収入と保険料等の所得控除の項目に数字を入力しました。

1 確定申告の結果 (所得税0円)

申告した結果、もちろん所得税は0円です。

ただし、私の場合、計算結果の画面に、次のメッセージが表示されました。

計算の結果、以下の①、②に該当するため、所得税の確定申告と納税は不要です。

① 公的年金等の収入金額が400万円以下

② 公的年金等に係る雑所得以外の所得金額が20万円以下

所得税の確定申告が不要となる場合であっても、住民税の申告が必要となる場合があります。詳しくは、お住いの市区町村にお問い合わせください

所得税の確定申告は不要とのメッセージですが、確定申告を税務署に送信し完了させました。

これで、保険料等の所得控除申告を手書きで面倒な住民税の申告で行わず、所得税の確定申告で行うことができました。

念のため、この方法が良いかは、税務署と市役所の両者に問い合わせしてOKの回答をもらっています。

2 確定申告により住民税の申告が不要に

こちらが、住民税(市・県民税)の申告が必要か不要かを判断するフローチャートです。

私の場合、年金収入があり、所得税の源泉徴収税額がないのですが、保険料等の所得控除を受けたいので、『確定申告書』を税務署に提出する人となり、住民税の申告は不要となります。

スマホでも確定申告ができます

我が家は、画面が大きくキーボード入力ができるパソコン(iMac)で行いましたが、スマホでも確定申告ができます。国税庁のホームページにスマホによる確定申告のやり方がわかりやすく説明された動画がありましたので、紹介しておきます。

1 自宅からe-Taxをはじめよう(スマホ画面)

2 スマホ申告(マイナンバーカード方式でのe-Tax送信方法)

3 スマホ申告(給与所得の入力方法)

4 スマホ申告(公的年金の入力方法)

5 スマホ申告(医療費控除の入力方法)

まとめ

今年は、夫婦二人とも所得税の確定申告を行いました。

これで、妻の個人年金から源泉徴収された3万円を取り戻せます。

私は手書きで面倒な住民税の申告を省けました。

さらに、我が家の住民税が最安になるように申告できました

(2021年2月28日追記) 妻の税金約3万円が戻ってきました

2月10日に妻の確定申告をしてから、15日後の2月25日に還付金33,186円が銀行に振り込まれていました。

(2021年6月19日追記) 住民税の納税通知書が届きました、予想通り税額は6,200円でした

6月18日に、市役所から住民税の納税通知書が届きました。

封筒を開けて、私が支払う住民税の納税額を確認したところ、予想通りピッタリ6,200円でした。

この結果、手書きの面倒な住民税申告書を提出しなくても、電子申告で楽な所得税の確定申告をしておけば、税務署から市役所に医療費や保険等の所得控除情報が伝達されることが確認できました。なお、住民税は、まだ年金からの天引き(特別徴収)されないようです。