我が家は、キャノン製のインクジェットプリンタを使用しています。
インクジェットプリンタは、インクをプリントヘッドから噴射していますので、
長期間、プリンタを使用していないと、インクがプリントヘッド内で固まり、つまるようです。
特に、互換インクの場合、純正インクよりインクのつまりが発生しやすいと言われています。
我が家も、しばらくプリンタを使用していませんでした。
久しぶりに、印刷してみると、黒が出ません。
またもプリンタの買い替え!?
プリンタの買い替えなら2万円〜3万円以上の出費
我が家で使用しているプリンタは2018年製のキャノンTS8230です。1年ぐらい前に購入しました。
⇒ TS8230の詳細は、こちらの記事『新プリンタTS8230に買い替え!開封から使えるまで』を見てください。
もし、買い替えなら、在庫が少なくなっていますが2019年製のキャノンTS8330になりますが、実売価格は2.5万円ぐらいです。
最新モデルのTS8430は、2020年8月発売で、まだ実売価格が3.2万円と高いですね。
我が家で使用しているTS8230は、後継機のTS8330,TS8430,TS8530,TS8630と外観や機能がほとんど同じです。
ネットショップでの本体の色がホワイトの実売価格です。ブラックとレッドは実売価格が異なります。
発売年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 |
機種 | TS8330 | TS8430 | TS8530 | TS8630 |
外観 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
Yahoo!ショッピング | 23,800円 | 32,175円 | 32,000円前後 | 31,000円前後 |
楽天市場 | 24,280円 | 32,000円 | 33,000円前後 | 33,000円前後 |
Amazon | 25,800円 | 32,500円 | 約30,000円 | 約33,000円 |
実売価格調査日 | 2020年12月7日 | 2020年12月7日 | 2023年6月29日 | 2023年6月29日 |
インクを交換しても黒が出ない
インクが悪いと思い、新しいインクに交換しましたが、やはり黒が出ません。
正常なら、写真の右側のノズルチェックパターンが印刷されます。
今回は、写真の左側のように、黒(PGBK)がまったく印刷されません。
これは、プリントヘッドのつまりが原因のようです。
そこで、ダメもとで、プリントヘッドを洗うことにしました。
以前使用していたプリンタは、プリントヘッドを自己流で洗ったために直りませんでした。
⇒ 詳細は、こちらの記事『プリンタが突然エラー表示で使えない!何回もヘッドを外してクリーニングするもダメでした』を見てください。
今回は、ユーチューブのプリントヘッドの洗浄動画を参考にしました。
ユーチューブには、有益な動画がたくさん投稿されていますので助かります。
プリントヘッドを外します
1 プリンタ上部のフタを開けます。
2 インクをすべて外して、乾燥しないようにセロテープで開口部を塞ぎます。
3 プリントヘッド部からインクをすべて外した状態です。
4 レバーを上に上げます。
5 プリントヘッドを指でつまんで手前に引き出します。
6 プリントヘッドが出てきました。
7 取り外したプリントヘッドです。インクが漏れ出ますのでキッチンペーパーの上に置いた方が良いですね。
8 プリントヘッドを取り出した後の状態です。奥にプリントヘッドとの金色の接点が見えます。
プリントヘッドの外し方は、こちらの動画の方が参考になると思います。
ヘッドを繰り返し水洗い
1 水を入れたバケツにプリントヘッドを漬けます。
2 手でプリントヘッドを持ち、水中で動かして、内部のインクを流し出します。
3 バケツ内の水を入れ替えます。
4 手でプリントヘッドを持ち、水中で動かして、内部のインクを流し出します。
5 バケツの水が黒くなったら、水を交換して、プリントヘッドの洗浄を繰り返します。
6 何回やっても、プリントヘッドからインクが出てきますが、ひつこく繰り返します。
7 プリントヘッドからインクが出てこなくなればOKです。
8 プリントヘッド内のインクがすべてきれいに洗い流されました。
ヘッドを乾燥させます
洗ったプリントヘッドをキッチンペーパーの上に置いて、しばらく乾燥させます。
ヘッドをプリンタに戻します
水洗い洗浄して乾燥が終わったプリントヘッドをプリンタに戻します。
1 プリントヘッドを写真の向きに入れます。
2 プリントヘッドを向こう側に回転させると取り付けが完了します。
インクを取り付けます
1 インクから乾燥防止用に開口部に貼ってあったセロテープを剥がします。
2 インクを順番に入れていきます。
我が家は、節約のため、純正インクではなく、互換インクを使用しています。互換インクは価格が安いのですが、純正インクよりプリントヘッドのつまりが発生しやすいと思います。
(2023年6月29日追記) 我が家では、2019年9月にTS8230を購入後、こちらの互換インク(おすすめランキング3位)をずっと使っています。長期間、プリンタを使用しないと黒インクが出なくなりますが、クリーニングだけで直っていますのでありがたいですね。
黒が出るか確認します
1 プリンタの上部のフタを閉じます。
2 メニューからメンテナンスモードにして、ノズルチェックパターン印刷を選びます。
3 ノズルチェックパターンを印刷しますかと画面に表示されますので、『はい』を選びます。
4 ノズルチェックパターンが印刷されます。
5 ノズルパターンの印刷が終わりました。
6 ありがたい、出なかった黒が印刷されています。プリントヘッドのつまりが解消されました。プリンタを買い替えなくてよくなりました。2万円〜3万円以上の節約になりました。
まとめ
プリンタの黒インクが出なくなっても、すぐに本体を買い替える必要はありません。
プリントヘッドを外せる方は、繰り返し水洗いをすると直ると思います。
水洗いのコツは、プリントヘッドから完全にインクが出なくなるまで、繰り返しバケツの水を交換し、手でヘッドをすすぐことです。
プリントヘッド内のインクを完全に流し出すという思いで水洗いしてください。
私の場合、お湯ではなく、水を使いました。
この後、別のカラーインクが出なくなりましたが、同じ方法で水洗いして直りました。
プリンタを長期間、使用していない場合、インクがプリントヘッド内で固まる傾向があるようです。
インクジェットプリンタは、定期的に使用した方がインクがつまりにくいと思います。