我が家のエアコンは15年前に買ったナショナルブランドのお掃除エアコンCS-50RFX2です。
先日、10年で効果がなくなる除菌フィルターと脱臭フィルターをまだ交換していなかったことに気づきました。
早速、除菌フィルターと脱臭フィルターを注文し届きましたので、交換のためにエアコンのパネルを初めて開けてびっくり!
エアコン内部がホコリだらけ、交換しようとする古い除菌フィルターは茶色に変色しています。
最悪なのが、毎回、エアコンが自動でお掃除しているはずのエアフィルター(集塵用)も、汚く茶色していたのです。
エアフィルターの自動お掃除機能を過信してはいけませんね。通常は自動お掃除機能である程度きれいに保たれていますが、取り切れない汚れがたまっていくようです。
時々、エアコンのパネルを開けてエアフィルターの汚れを点検し、汚れていれば自分で水洗いしないことがわかりました。
10年交換不要フィルター購入
交換するフィルターの品番と価格は?
我が家のエアコンは15年前に買ったパナソニックのお掃除エアコンCS-50RFX2です。(写真は色違いのもの、我が家のエアコンの前面パネルはホワイト)
交換するフィルターの品番と価格の情報は、お掃除エアコンCS-50RFX2の取扱説明書に書いてありました。
・空気清浄フィルター(除菌フィルター注1)の品番がCZ-SAF5 価格1,890円(2005年11月当時) ⇒ 2023年7月12日当時 CZ-SAF5A 価格2,178円 → 2024年7月13日現在 CZ-SAF5A 価格2,398円
・脱臭フィルターの品番がCZ-SAD9 価格2,100円(2005年11月当時) ⇒ 2023年7月12日当時 品番はCZ-SAD9A 価格2,420円 → 2024年7月13日現在 品番はCZ-SAD9A 価格2,662円
最新の交換フィルターの品番はPanasonic Storeでエアコン本体の型番で調べることができます。
⇒ Panasonic Storeホームページの『パナソニックの消耗品』を見て下さい。
注1 空気清浄フィルターの交換部品名は『除菌フィルター』です。
除菌フィルターと脱臭フィルターを注文します
パナソニック公式通販のPanasonic Storeで購入する場合、除菌フィルターCZ-SAF5Aが2,398円、脱臭フィルターCZ-SAD9Aが2,662円です。(価格は2024年7月13日現在)
Panasonic Storeで購入する場合の価格 | |
除菌フィルターCZ-SAF5A | |
脱臭フィルターCZ-SAD9A |
合計すると、5,000円近い出費になります。もう少し安く買いたいですね。
楽天市場、Yahoo!ショッピング、Amazonやヨドバシドットコムの送料込みの実質価格(販売価格からポイントを引く)を調べました。(2024年7月13日現在の価格)
除菌フィルター CZ-SAF5A 2007年10月発売 | 脱臭フィルター CZ-SAD9A 2007年10月発売 | 実質合計価格(ポイント分考慮) | 差 | ||
パナソニック公式通販 | 2,398円 | パナソニック公式通販 | 2,662円 | 5,060円 | ー |
楽天市場 | 1,712円 | 楽天市場 | 1,830円 | 3,542円 | -1,518円 |
Yahoo! | 1,771円 | Yahoo! | 2,347円 | 4,118円 | -942円 |
Amazon | 1,482円 | Amazon | 1,518円 | 3,000円 | -2,060円 |
ヨドバシ | 2,170円販売終了 | ヨドバシ | 1,503円 | — | — |
除菌フィルターと脱臭フィルターが届きました
パナソニックの10年間交換不要 除菌フィルターCZ-SAF5Aと脱臭フィルターCZ-SAD9Aが届きました。
パッケージ裏の上の方に、フィルターが使えるエアコンの型番が表になって記載されています。
パッケージ裏の下の方に、使用上の注意事項と材料表示が記載されています。
その内容をまとめると、
除菌フィルター CZ-SAF5A | 脱臭フィルター CZ-SAD9A | |
使用上のご注意 | ●本品は、水洗いできません。 ●フィルターの効果を充分に活かす為、どきどき掃除機でほこりを吸い取ってください。 ●本品は曲げたり、たたいたりしないてください。 ●使用後は不燃物ゴミとして、地域のゴミ分別方法に従ってください。 | ●本品は水洗いできません。 ●ほこり、汚れなどが気になるときは掃除機などで吸い取ってください。 ●本品は曲げたり、たたいたりしないでください。 ●使用後は不燃物ゴミとして、地域のゴミ分別方法に従ってください。 |
材料表示 | ◇フィルター:ポリプロピレン ◇表面処理:抗アレルゲン剤・茶カテキン バイオ除菌剤・防カビ剤添着 | ◇フィルター:紙 ◇脱臭剤:ゼオライト |
この内容を読むと、除菌フィルターと脱臭フィルターは、水洗いできないこと、掃除機でほこりをすってもよいこと、丁寧に扱うことがわかります。
また、除菌フィルターの表面には、除菌剤や防カビ剤などが塗られているようです。水洗いすると、除菌剤や防カビ剤などが取れてしまうので気をつけたいですね。
脱臭フィルターには、ゼオライトという微細な穴がたくさん空いていて、空気中のにおいを吸着する材料が使用されているようです。
パッケージから、フィルターを取り出しました。左側の除菌フィルターはベージュ色で細長くジャバラ状、右側の脱臭フィルターはダンボールの断面のような形状です。
おまけなのか、次回交換日を記入できるシールが両方のフィルターに入っていました。親切ですね。
除菌フィルターと脱臭フィルターを並べて置きました。上が除菌フィルター、下が脱臭フィルターです。
除菌フィルターと脱臭フィルターを裏返しにして置きました。除菌フィルターの裏側にはジャバラが広がらないように細い帯が付いています。脱臭フィルターについては表裏どちらも同じ形状ですね。
除菌フィルターと脱臭フィルターを交換します
エアコンの電源プラグを抜いておく
エアコンの手入れの時は、必ず電源プラグを抜いておくと取扱説明書に書いてありますが、取扱説明書を読まない段階で手入れを始めてしまいました。そのため、今回の作業時の写真は、エアコンの電源プラグが差し込まれた状態の悪い例となっています。
エアコンの前面パネルを開ける
エアコンの前面パネルの左側を左手で、前面パネルの右側を右手で引っ掛ける感じでパネル全体を引き上げます。
前面パネルを次の写真の位置まで引き上げるとロックがかかり、開けたままの状態となります。通常は、お掃除機構(青色)が右側の初期位置にあります。
注 この写真は、電源プラグを抜いていない悪い例です。エアコンの手入れ時は電源プラグを抜かないと誤作動により最悪部品を破損させてしまうかもしれません。
お掃除機構の位置を戻す
通常は、お掃除機構(フィルターそうじノズル)が右側の初期位置にあると思いますが、私がエアコンの前面パネルを開いた時、青色のお掃除機構が途中で止まっていました。
この場合、お掃除機構(青色)を通常の右側位置まで移動させないとフィルターを外すことができません。
お掃除機構に、『ご注意 フィルターそうじノズルに触れないで下さい。そのままの位置で、通常運転が可能です。元の位置に戻す場合は、前面パネルを閉じてリモコン扉内のフィルターボタンを5秒以上押して離してください。』と注意書きがありました。
その説明のとおりに、リモコンのフィルターボタンを5秒以上押して離しました。
そうすると、お掃除機構(青色)が右側の初期位置に戻りました。
これで、フィルターを交換する準備ができました。
前面エアフィルターを外す
交換しようとしている除菌フィルターと脱臭フィルターは前面エアフィルターの奥にありますので、先に前面エアフィルターを外します。
前面エアフィルターは、エアコンの前面の左右2箇所に分割されて取り付けられています。
左側の前面エアフィルターの状態です。自動エアフィルター掃除により、きれいな状態が維持されていると思っていたのですが、汚いですね、さらに茶色に変色しています。
右側の前面エアフィルターの状態です。残念、同じく汚く茶色に変色しています。エアコンの取扱説明書を隅から隅まで見ましたがエアフィルターの手入れ方法はまったく書いていません。
お掃除エアコンは、運転後にエアフィルターを機械が自動で掃除を行いますので、メーカーとしては取扱説明書に手作業によるエアフィルター掃除手順を書けないのだと思います。
そのため、15年間も前面パネルを開けてエアフィルターの状態を見たことがありませんでした。
前面エアフィルターを外すため、指で橙色の固定用のスライドボタンを上にずらします。
左側の前面エアフィルターを外します。前面エアフィルターの両側の青い枠の凹みを手で手前にやや強い力で引っ張ると外れます。
15年も交換せずに使用したジャバラ状の除菌フィルターが見えます。先ほど外した前面エアフィルターと同じように茶色に変色しています。
今度は、右側の前面エアフィルターを左側前面エアフィルターと同じ手順で外します。
ダンボールの断面のような脱臭フィルターが見えます。一見すると、そんなに汚れているように見えませんが、ここを常に空気が通っていたのですから、エアフィルターをすり抜けた微細なホコリなどが付いていると思います。
古いフィルターを外します
これから、古いフィルターを外していきます。
左側の古いジャバラ状の除菌フィルターを外します。はめ込まれているだけですので、手で簡単に外れます。
除菌フィルターが、はめ込まれていたスペースが確認できます。
右側のダンボールの断面状の脱臭フィルターを外します。これも、はめ込まれているだけですので、手で簡単に外せます。
脱臭フィルターが、はめ込まれていたスペースが確認できます。
新しいフィルターを取り付けます
左側のフィルターのはめ込みスペースに、新しい除菌フィルターをはめ込みます。ジャバラ状でやわらかいので、少し気を使います。
軽く押さえる感じで、はめ込むことができます。
除菌フィルターの端をはめ込みます。
こちらも軽く押さえる感じで、はめ込みが完了します。
除菌フィルターがスッキリ取り付きました。
今度は、右側のダンボールの断面状の脱臭フィルターをはめ込みスペースに入れます。
脱臭フィルターは、形状がしっかり保持されていますので、奥に入れて手前で押し込むだけで、はめ込みが完了します。
脱臭フィルターがスッキリ取り付きました。
これで、除菌フィルターと脱臭フィルターの両方が交換できました。
古いフィルターは、こんなに汚れていました
古いフィルターを外した時に、新しいフィルターと並べて写真を撮っておきました。
除菌フィルターの比較です。下が古いフィルターです。15年間使用して濃い茶色に変色しています。キッチンからの油よごれで茶色に変色したと思います。
除菌フィルターの表側の新旧の比較です。
除菌フィルターの裏側の新旧の比較です。
次は、脱臭フィルターの比較です。下が古いフィルターです。上の新しいフィルターは、目が細かいですね。
古いフィルターは目が粗いので黒く感じますが、極端に汚れがあるようには見えませんでした。
斜め横から見たフィルターの比較写真です。
除菌フィルターの比較 | 脱臭フィルターの比較 |
ジャバラ状の除菌フィルターの15年間の汚れはすごいですね。フィルターの色がまったく違います、白から濃い茶色に変色しています。
ダンボールの断面状の脱臭フィルターは、目が細かいタイプに変更され、脱臭性能が良くなったのかもしれません。
エアフィルターの掃除
除菌フィルターと脱臭フィルターは新品に交換できました。
後、汚れが目立つのがエアフィルターです。自動掃除機能では限界があるようです、外して手で汚れを取り除きたいと思います。
エアフィルターはエアコンの前面と上面の2箇所に、左右2個づつ合計4枚はめ込まれています。
上面のエアフィルターを外します
上面のエアフィルターは、指で引っ掛けて手前に引き出すだけで外れます。
右側の上面エアフィルターをほぼ引き出したところです。
右側の上面エアフィルターが外れました。
同じようにして、左側の上面フィルターを外します。
上面エアフィルターを洗います
取外した上面エアフィルターを洗います。洗剤とブラシを使いました。
見事にきれいになりました。上が洗い終わった方の上面フィルターです。下はこれから洗う15年分のよごれが付いた上面エアフィルターです。やはり、キッチンからの油よごれで茶色になっています。
上面エアフィルターを取り付けます
洗ってきれいになった上面フィルターを元の位置に戻します。上面フィルターを差し込んでいくだけです。
前面エアフィルター洗浄
前面エアフィルターは、除菌フィルターと脱臭フィルターを交換するために先に外してありました。
水で洗浄する前に、掃除機で付着しているホコリを吸い取っておきます。
上面エアフィルターと同じようにして洗います。洗剤とブラシを使いました。
こちらもきれいになりました。やはり、15年間のキッチンからの油よごれで茶色に変色していました。
お掃除エアコンは、自動でエアフィルターを掃除してくれますが、キッチンからの油汚れまでは取れないようです。時々、エアフィルターの手洗いが必要でしたね。15年間手入れしてこなかったことに自分でも驚いています。
前面エアフィルターを取り付けます
きれいになった前面エアフィルターを元の位置に戻します。元あった位置にフィルターをはめ込みます。はめ込み後、エアフィルターの両端を押さえるとカチッと音がして固定されます。
そして、指で外れ防止用の橙色のスライドボタンを下方向に動かします。
左右の前面フィルターが元の位置に、きれいになって収まりました。
エアフィルターの15年分の汚れが取れました。エアフィルターから向こう側が透けて見えます。除菌フィルターと脱臭フィルターも新品になりました。これからは、エアコンから、きれな空気が出てくると思うと気分がよくなります。
前面エアコンパネルを閉じます
前面エアコンパネルを閉じます。少し上に持ち上げるとロックが外れます。
最後、前面パネルの下の方を少し押さえつけると、しっかり閉まります。
後は、電源プラグを差し込むだけです。この写真は悪い例です、電源プラグを差し込んだままエアコンのフィルター交換をしてしまいました。エアコンが誤作動しなかったので助かりました。
エアフィルターの水洗い手順 (最新のお掃除エアコンの取扱説明書)
エアフィルターの水洗い手順が最新のパナソニックお掃除エアコンの取扱説明書には追加されていました。
ほこりや油汚れが多い環境などで使用のとき、エアフィルターを取外して水洗いする手順が取扱説明書の1ページ分のスペースに詳しく図解して書いてあります。
この手順は、15年前の取扱説明書にはありませんでした、そのため、私のようにお掃除エアコンはまったく手入れがいらないと思い込み、エアフィルターが汚れていてもそのまま使い続けてしまったのです。
パナソニックの最新ナノイーX搭載エアコンは、『ナノイーX』により、エアコン内部の油分を分解・低減するようですので、エアフィルターに付く油汚れは少ないのかもしれません。
まとめ
我が家のお掃除エアコンの除菌フィルターCZ-SAF5Aと脱臭フィルターCZ-SAD9Aを交換しました。
10年交換不要というフィルターを15年間も使用したことになります。エアコン本体にフィルターの交換時期を書いたシールを貼っておかないと忘れますね。
15年前のパナソニックのエアコンCS-50RFX2ですが、消耗品として現在でも交換フィルターが手に入りましたので助かりました。
交換フィルター2種類をパナソニック公式通販で買うと5,000円ぐらい、別のネットショップだと、安く買えます。
購入時、大金を出して買ったお掃除エアコン、お掃除機能を過信していました。
今回、フィルター交換のために、初めてエアコン内部を見て、あまりの汚れに驚かされました。
特に、お掃除機能により、きれいにしてくれているはずのエアフィルターが茶色に変色していました。
これは、キッチンからの油分がエアフィルターに付いて茶色になったようです。
お掃除エアコンの取扱説明書には、お手入れ不要と書いてありましたので、今まで15年間一度もエアフィルターの状態を点検したことがありません。
これからは、お掃除機能を過信せず、時々、エアフィルターを点検して汚れがあれば外して手洗いしたいと思います。
高い位置にあるエアコンを自分で掃除するのは大変!と感じる方はエアコン分解洗浄のプロに依頼するのも手ですね。
⇒ 我が家の2階10帖のパナソニックエアコンのフィルターも交換しました、詳細はこちらの記事を見て下さい。