ネット対応の銀行の取引では、トークン(パスワード発生器)を使います。
トークンは、ハードウェアタイプかソフトウェアタイプが選べます。
このハードウェア・トークンは電池で作動していますので、電池切れの時が必ずやってきます。
それも、電池切れの前ぶれなしにです。焦りました、取引ができません。
そんな時に、どのように対処したのかを実体験をもとにまとめました。
電池切れ、定期解約不可、どうする?
ハードウェア・トークンの電池が突然切れました。銀行の取引ができなくなりました。
電池を自分で交換できるか強引に内部の電池を見たところ、端子と電池が接合してあり、交換できないようです。

では、どうすれば良いのでしょうか、信用金庫のサポートに電話しました。
回答は、『ハードウェア・トークンの交換かソフトウェア・トークンに切り替える手続きが必要』でした。
そのための書類を送ってくれるとのことでした。

信用金庫から申請書類が届きました
数日後、信用金庫からハードウェア・トークンに関する書類が届きました。
依頼日、住所、氏名、電話番号、契約者ID、口座番号を記入し、電池切れ、ソフトウェア・トークンへの切替にチェックを入れ、口座開設時の印鑑を押しました。

添付書類として、本人確認に必要なマイナンバーカードのコピーを準備しました。

書類に記入後、投函します
次の3点を返信用の封筒に入れます。
・記入した書類
・マイナンバーカードのコピー
・返却する電池切れのハードウェア・トークン

この封筒をポストに入れた後は、信用金庫での手続きが終わるまで待ちます。

信用金庫から手続き完了との電話がありました
電池が切れて信用金庫に電話したのが2月4日、申請書類を投函したのが2月8日、信用金庫から手続き完了との電話があったのが2月12日です。1週間以上は手続きにかかるようです。
早速、ソフトウェア・トークンの登録を行います。
しんきん(個人)ワンタイムパスワードのアプリをダウンロードします。
我が家は、このアプリを別の信用金庫で既に使っています。

右上のメニュー(棒3本)をタップします。

モード切替をタップします。

画面下に出ているシリアル番号を控えます。

ワンタイムパスワードの使用開始の手続き
アプリで控えたシリアル番号が必要になります。
信用金庫のインターネット支店にログインし、左側のメニューのサービス一覧から『ワンタイムパスワード利用開始』を選びます。

『ワンタイムパスワード利用開始』画面で、①アプリ画面のシリアル番号を入力します。②から④を入力後、⑤アプリ画面のワンタイムパスワードを入力します。画面下の『登録』ボタンをクリックします。
パソコン画面 | アプリ画面 |
![]() | ![]() |
なお、③と④の資金移動用パスワードは、口座開設時に送られてきた書類に記載されています。
ワンタイムパスワードの利用開始が完了しました。

これで、アプリで発生するワンタイムパスワードにより定期預金解約ができるようになりました。
なんと、定期預金の満期日から1週間以上経過してしまいました。
その間の利息がなくなりました。わずかですが、損をしています。
こうすれば、1週間かかるトークン変更の手続きを短くできる
妻の信用金庫の口座用のハードウェア・トークンも私と同時期に電池切れしましたので、同じように手続き用の書類を送ってもらいました。
書類に妻の届出印を押そうとしたのですが、数点ある印鑑のどれかわからないと言うのです。
このことを信用金庫のサポートに電話で相談したところ、近くの支店に出向いて届出印の確認をして下さいとの回答。
早速、妻と一緒に近くの支店へ出向き、届出印が確認できました。
この支店でハードからソフトへの手続き書類を渡し、妻本人の確認書類を提示し、電池切れのハードウェア・トークンを返却できました。
このように、近くに信用金庫の支店があるなら、直接出向いて書類に記入すれば、書類の郵送による無駄な日数が省けます。
おすすめは、電池があるうちにソフトウェア・トークンに切り替え
電池切れのリスクがあるハードウェア・トークンは、電池があるうちにソフトウェア・トークンに切り替えておくのがおすすめです。
電池があるうちなら、信用金庫のインターネット支店にログイン後、『ワンタイムパスワード交換』でソフトウェア・トークンに切り替えができます。
書面による切替の手続きが不要です。

これなら、10分もかかりませんね。
まとめ
ネット対応の銀行の取引ではワンタイムパスワードを使います。
ワンタイムパスワードは、ハードウェア(トークン)かスマホのアプリで発生させます。
我が家は口座開設時に、電池で作動するハードウェアを選びました。
いつかは電池が切れる時が来ると予想はしていましたが、その時が来ました。
電池が少なくなっている兆候は全くなく、突然の電池切れでした。
焦ります、その日が定期預金の満期日で、次の定期預金に預け替えをしないと低い金利になるからです。
電池を自分で交換できると思っていましたが、そのような構造になっていません。
信用金庫のサポートに電話で聞くと、トークンの交換またはソフトウェアに変更の手続きが必要とわかりました。
1週間ぐらい手続きにかかりましたが、無事にソフトウェア・トークン(スマホアプリ)に変更できました。
これからは、電池切れを心配しなくて済みます。
現在、ハードウェア・トークンを使用されている方は、電池切れで慌てないために、
早めにソフトウェア・トークンに切り替えておくと安心です。