独立した子供が我が家に時々遊びにくるのですが、最近ロボット掃除機を持ってくるようになりました。
その理由は、買ったロボット掃除機の性能を我が家のいろんな部屋で試してみたいという。
子供が住んでいるアパートはワンルームなのでロボット掃除機の性能をすべて確認できません。
我が家は複数の部屋があり、ロボット掃除機が全体の間取りを把握して、各部屋をちゃんと掃除するかテストできます。
子供がスマホ操作でロボット掃除機を動かしているのを見ていると、ロボット掃除機が椅子の足をどうやって避けるのかや、他の部屋までちゃんと移動するか、一緒に観察していました。まるでペットが動き回る姿を見守るような気持ちになります。
我が家の部屋を掃除したロボット掃除機
海外のロボット掃除機メーカーECOVACS(エコバックス)の『DEEBOT (ディーボット) 900』という機種です。
日本国内で、ロボット掃除機というとiRobot社が有名で最もシェアが高いですが、ECOVACS社は全世界のロボット掃除機シェアでは、iRobot社に次いで2位です。
カーペット上で掃除中のロボット掃除機『DEEBOT 900』です。
ロボット掃除機『DEEBOT 900』の裏面です。灰色の走行ローラーが左右に2個、ブラシが2個あります。中央に吸い込み部の黄色い回転ブラシが見えます。
この回転ブラシがゴミを集めて、黄色い回転ブラシのある吸い込み部に導きます。
写真の2箇所の金属部分は充電端子です。黄色い回転ブラシは外して付属のダイレクト吸引オプションに交換できます。回転ブラシはカーペットが多い場合、ダイレクト吸引オプションは、床が多い場合にと使い分けできます。
1 カーペットの掃除
カーペット上で掃除中のロボット掃除機『DEEBOT 900』です。これほど、毛足の長いカーペットで走行する場合は力が必要なのか、必死になって走行しているように見えます。ガンバレと応援したくなります。掃除音は静かと思います。
2 フローリングの掃除
フローリング上で掃除中のロボット掃除機『DEEBOT 900』です。フローリングでは、カーペットの上と違って軽やかに走行しています。
3 ループカーペットの掃除
2階の廊下を掃除中のロボット掃除機『DEEBOT 900』です。ループカーペットでも軽やかに走行しています。
4 ドッキングステーション
ドッキングステーションです。ロボット掃除機『DEEBOT 900』が掃除を終了すると、ここに戻って充電します。掃除の途中で充電池容量が少なくなっても戻ってきます。
ドッキングステーションは、前面に1.5 m、両側に0.5 mのスペースが必要だそうです。狭い箇所には置けないのですね。
5 スマホによる操作
スマホの画面です。ロボット掃除機『DEEBOT 900』が部屋の壁を走行しながら間取りを把握していく様子や、ロボット掃除機の位置と掃除が完了した範囲をリアルタイムで表示します。掃除する範囲を指定することもできるようです。子供のアパートでは、外出中に掃除するようにスケジュールしてあり、帰ったら掃除が完了して部屋がキレイになっているらしいです。この機能すごいですね。
iRobot製のルンバの最高機種900シリーズ(980が約7.3万円、960
が約7万円)でも間取りを検出して掃除した箇所を地図表示してくれますが、結果を表示するだけです。
⇒ 最新のiRobot製のルンバについては、こちらを見て下さい。
ECOVACS製の『DEEBOT 900』(実売 約46,000円)のように掃除範囲の指定はできません。この点では『DEEBOT 900
』のコストパフォマンスが非常に高いですね。
⇒ 最新のECOVACS製のDEEBOTについては、こちらを見て下さい。
6 ダストボックス
掃除が完了し、ロボット掃除機から外したダストボックスです。結構、ゴミでいっぱいになっています。ダストボックスのカバーを開くだけで、このゴミをワンタッチでゴミ箱に捨てることができます。
この機種の上位機種で『DEEBOT N8 PRO+』(実売 約55,000円)は、ゴミ自動回収機能もあるそうです。さらに、便利そうですね。
ルンバやルーロとの比較
今回、我が家を掃除してくれたロボット掃除機『DEEBOT 900』が有名なルンバやルーロといったロボット掃除機とどのような違いがあるのか調べてみました。
1 ECOVACS DEEBOT 900
2 ルンバ e5
3 ルーロ MC-RS310
>これらのロボット掃除機の比較表です。
品名 | DEEBOT 900 | ルーロ MC-RS310 | |
メーカー | ECOVACS | iRobot | Panasonic |
商品写真 | ![]() | ![]() | ![]() |
色 | プラチナホワイト | チャコール | ホワイト,メタリックブラック |
発売日 | 2018/06/22 | 2018/10/26 | 2018/10/20 |
実売価格 (税込み) | 約46,000円 | 約50,000円 | 約50,000円 |
マッピング機能(自動で部屋の間取りを測定) | ● | ー (ランダム走行) | ー (ランダム走行) |
スマホ連動 | ○ | ○ | × (リモコンのみ) |
スマートスピーカー対応 | ○ | ○ | ー |
掃除範囲指定 | ○ (スマホアプリのマップ上で指定可能) | △(付属機器により掃除不要範囲指定) | △(3箇所、掃除したい順番指定) |
自動再開 | ○ | ー | ー |
段差乗越え高さ | 1.8 cm | 2.0 cm | 2.0 cm |
ごみセンサー | ー | ● | ● |
集じん容積 | 350 ml | 未公表 | 250 mL (エアープレスダストボックス 400 mL相当) 旧機種MC-RS300より集塵性能10%アップ |
ダスト容器水洗い | ○ (高性能フィルター以外) | ○ | ○ |
修理 | 公式ストア(楽天市場) | アイロボットオーナーズサポート | 出張、宅配、即日修理 |
バッテリ交換 | ○ (ニッケル水素) | ○ (リチウムイオン) | ○ (リチウムイオン) |
交換バッテリ価格 | 約9,000円(DM88-BYD) | 純正品 約10,800円 互換品 約3,000円 | 約14,000円(AVV97-NF) |
交換部品購入 | 家電量販店 | 販売店や | |
可動時間 | 100分 | 90分 | 100分 |
充電時間 | 4時間 | 3時間 | 3時間 |
本体寸法(幅x高さx奥行) | 337x95x337 mm | 351x92x351 mm | 330x92x325 mm |
質量 | 3kg(本体) | 3.9kg(バッテリー含む) | 3kg(本体のみ) 0.6kg(充電台) |
品名 | DEEBOT 900 | ルーロ MC-RS310 |
自動で部屋の間取りを検知するロボット掃除機は、ルンバの高級機960が約7万円、980
が約7.3万円、ルーロの最新高級機MC-RS810
が8.5万円と非常に高価です。そのため、DEEBOT 900
との比較は、5万円前後で購入できるルンバ の中級機e5やルーロの中級機MC-RS310にしました。
やはり、ロボット掃除機の有名ブランド、ルンバやルーロは中級機種でもゴミセンサーが付いていて掃除機能は優れているように思います。我が家のパナソニックの手動掃除機もゴミセンサーが付いていますので、ロボット掃除機にもあった方がよいですね。
子供は、ルンバやルーロで間取り検知機能があるロボット掃除機が欲しかったそうですが、実売価格が10万円以上と高すぎて買えなかったと言っています。
我が家で、もしもロボット掃除機を買うとしたら、価格が非常に高いですが安心のパナソニック製を選ぶと思います。
パナソニックの小さいルーロはどう?
お気に入りのパナソニックから小回りのきく小さいサイズのロボット掃除機『ルーロ ミニ MC-RSC10』が発売されています。実売価格は通常サイズのルーロとほぼ同価格50,000円前後です。
子供が我が家で試用していたロボット掃除機『DEEBOT 900』が直径337mmなのに、『ルーロ ミニ MC-RSC10
』は249mmと本体の面積が約40%も小さくなっています。
⇒ 詳しくは、パナソニックのルーロミニの公式ホームページへ。
『DEEBOT 900』がダイニングの椅子の脚などの間をすりぬけられなかったので、『ルーロ ミニ MC-RSC10』ならスイスイと狭いところも掃除をしてくれるのではないでしょうか。
ロボット掃除機のメリット・デメリット
1 メリット
・留守の間に掃除が終わっている。
・毎日、家の中がきれいに保てる。
・掃除が楽になる。
2 デメリット
・ロボット掃除機本体の価格が高い。
・掃除を開始させる前に家の中をある程度片付けておく必要がある。
・掃除の途中で何かに引っかかり掃除が100%終わらない場合がある。
・充電池の交換維持費がかかる。
・ダストボックスの容量が小さいので頻繁にゴミをすてる必要がある。
・部屋と部屋の境目の段差が大きいと他の部屋まで掃除してくれない。
・家全体の掃除をさせるにはドアを開けておく必要がある。
・コンセント近くに広い充電ステーション用のエリアが必要。
・ロボット掃除機が掃除できなかった箇所は、手動掃除機がけが必要。
まとめ
ロボット掃除機が目の前で動き回って掃除をしてくれている姿を見たのは初めてでした。
動きを見ていると非常に楽しいですね。
障害物をどのように避けるのか、玄関で落ちないでちゃんと戻るのかを観察していて、予想と違う動きをすると驚きます。
我が家にも、欲しいですが、お値段が相当高いので節約生活では手が出ません。
今回、実物を見たり、調査したロボット掃除機は次の4機種です。
ECOVACS DEEBOT 900 | ![]() | ーーー | 楽天で見る | Yahoo!ショッピングで見る |
ルンバ E5 | ![]() | Amazonで見る | 楽天で見る | Yahoo!ショッピングで見る |
ルーロ MC-RS310 | ![]() | Amazonで見る | 楽天で見る | Yahoo!ショッピングで見る |
ルーロ ミニ MC-RSC10 | ![]() | Amazonで見る | 楽天で見る | Yahoo!ショッピングで見る |
(2019年8月6日追記)
ロボット掃除機を最新機種に見直しました。ルーロ MC-RS300⇒MC-RS310
(2020年2月3日追記)
DEEBOT 900より安くてマッピング機能があるDEEBOT 901が発売されていました。気になりますので比較しました。DEEBOT 901は、DEEBOT 900より約1万円ぐらい安く、クチコミでも評価がよいようです。記事内の実売価格を2020年2月3日現在のAmazon価格に見直しました。
品名 | DEEBOT 901 | DEEBOT 900 |
商品写真 | ![]() | ![]() |
色 | ジェットブラック | プラチナホワイト |
クチコミ | クチコミ | ー |
実売価格 (税込み) | 約35,500円 | 約46,000円 |
マッピング機能(自動で部屋の間取りを測定) | ○ | ○ |
スケジュールタイマー | ○ | ○ |
リモコン | ー | ○ |
メインブラシ | ー | 1個 |
サイドブラシ | 2個 (内、交換用1) | 2個 |
メインブラシオプション | ー | 1個 |
ダイレクト吸引オプション | 1個 | 1個 |
品名 | DEEBOT 901 | DEEBOT 900 |