10年ぶりのパスポート新規申請!準備不足により手続きで失敗したこと

近くの旅券センターへ、夫婦で10年ぶりにパスポートの新規申請の手続きに行ってきました。

今回の申請では、前日の夜に申請を思いつき、翌日旅券センターへあわてて行きました。

何事も急ぐと失敗しますね。準備不足により失敗したことをまとめました。

目次

パスポート新規申請、準備したもの

パスポートの新規申請に必要なものは次の5点となります。今回、実際に準備した方法は太字の方法です。

パスポート申請に

必要なもの5点

準備方法補足内容備 考
1 一般旅券発給申請書

・窓口で手書き

家でPC記入ダウロード

一般旅券発給申請書の記入例
ダウンロード申請書
10年用又は5年用  ※ただし、18歳未満は5年用
2 戸籍謄本

・市役所へ行く

コンビニに行く

コンビニ交付

申請日前6か月以内に発行されたもの

戸籍抄本は不可

3 パスポート用写真

・専門店へ行く

証明写真機へ

・スマホで自撮り、コンビニでプリント

パスポート用の写真申請日前6か月以内に撮影されたもの
4 本人確認書類(原本)

マイナンバーカードを準備

・その他

本人確認書類
5 期限切れパスポート家の保管場所から取り出す受付終了後、穴あけ処理をして返却されます

 

パスポート新規申請、思い込みと実際

10年前にパスポートを申請した記憶からの思い込みと実際は違っていました。

疑問点思い込み実 際
1 申請方法オンライン可能?新規申請もオンラインOK?オンラインは更新のみ
2 戸籍謄本夫婦申請で何通?夫婦で2通必要?夫婦1通でOK
3 顔写真
専門店か証明写真機?証明写真機でも安心?申請窓口で指摘あり
写真代はいくら?

専門店は1,000円ぐらい

証明写真機は500円ぐらい

専門店 1,650円

証明写真機 1,000円

4 手数料いつ支払うの?申請日に払う?受取日に印紙で払う
現金、クレジット?現金で払う?印紙を買って貼る
5 受取日
受取日は即日?申請当日に受取れる?10日後(土日含む)
受取日の曜日?休日にも受取れる?平日のみ(本人受取)

10年前から時代は進み、行政手続きのオンライン化や効率化が進んでいると思っていましたが、非常に残念、パスポートの新規申請はオンライン不可です。

更新をオンラインで行なってもパスポートの受け取りは旅券センターまで行くようです。

写真撮影代が高くなったと思いました。後で知ったのですが、スマホアプリとコンビニプリントを利用すると、たったの40円で済むようです。物事、急ぐと高くつきます。

さらに、パスポート申請手数料の支払いはクレジットやスマホ決済ではなく、手数料分の印紙を郵便局や市の窓口へわざわざ行き現金で購入して書類に貼り付けるという昔ながらの手順となっています。

戸籍謄本は、近くのコンビニで1通のみ(夫婦分)450円で印刷しました、便利ですね。私が初めてコンビニで戸籍謄本を印刷した時の動画を公開しています。

パスポート新規申請、失敗したこと

前日の夜に思い付き、翌日申請に行くという、知識や準備不足の状態で旅券センターへ行った結果、次の二つの失敗をしてしまいました。

失敗1  推奨されないメガネ顔写真のパスポートになった

失敗2  ダウンロード申請書の印刷ミス、窓口で手書きする羽目に

失敗1 推奨されないメガネ顔写真のパスポートになった

1 写真撮影専門店の料金は高い!

旅券センターの同じフロアにパスポート用写真撮影専門店があることがわかりました。

専門店の方が安心できると思いますが、撮影料金が1人1,650円と高すぎます。

今回は、節約のため証明写真機を使おうと思いました。多分、専門店より安いはず。

2 家の近くの証明写真機!早速、利用しました

家の近くのスーパーの駐車場に証明写真機のところへ出向きました。

この機械は初めて利用します。

→ この証明写真機の詳細はこちらのホームページが参考になります。

3 証明写真機に入りパスポート用写真を撮影、料金は1,000円!

初めて証明写真機に入り、正面の画面操作により撮影が完了しました。

しばらくすると、取り出し口に写真が出てきました。

機械なので安いだろうと思っていましたが、1人1,000円でした。

専門店が1,650円なので、650円x2人=1,300円の節約になりました。

4 証明写真機から出てきた写真!4枚分

証明写真機から出てきた顔写真は、4枚分が1枚の写真紙にプリントされていました。

左下に領収書が印刷されています。右上の1枚が旅券センターで使われました。

今回、夫婦ともにメガネを掛けたまま撮影していました。

後で気づくのですが、10年前に作ったパスポートを見ると妻はメガネを掛けていませんでした。

私(夫)はメガネを掛けていました。

5 旅券センターの受付窓口で、この写真に対して指摘されたこと

証明写真機で撮った顔写真を旅券センターの受付窓口に提出しましたが、次のような指摘を受けてしまいました。

・メガネを掛けた写真は推奨されませんが、レンズが光っていないのでOKとします。

・顔の大きさが少し小さいので拡大してパスポートに使用しますので画像があらくなります。

また、メガネ顔写真が良くない理由について説明を受けました。

・今後10年の間にメガネを買い替えるとパスポート写真と違った顔に見える可能性がある。

・海外の空港の自動化ゲートでNGとなる恐れがあり、その場合、有人カウンターに行くことになります。(顔認識精度を上げるためメガネなし写真が推奨されています)

 

6 パスポート用顔写真を準備する上での反省点

パスポート用の顔写真は、顔の大きさなど細かい規定がありますので、無人の証明写真機よりプロの方が撮影する専門店を利用した方が良いと思いました。

写真代をケチって、10年間、海外の空港の自動化ゲートを通る時にNGとなるかもしれないと心配しながらパスポートを使うのは嫌ですね。

失敗2 ダウンロード申請書の印刷ミス、窓口で手書きする羽目に

パスポートの申請書は、旅券センターに行く前に、自宅のパソコンなどを使い、オンラインで記入し、家で印刷できます。

1 旅券センターで申請書を手書き記入は面倒!

旅券センターで紙のパスポート新規申請書フォームに手書きで記入するのは面倒です。

旅券センターへ到着したら、すぐに窓口に記入済みの申請書を提出できるなら、早い順番で申請を受け付けてもらえます。

2 前日の夜、オンラインで申請書を記入しました

外務省ホームページの『パスポート申請書ダウンロード』に行き、『一般旅券発給申請書用(10年・5年) 申請書ダウンロード』のリンクを選択し、申請フォームの空欄に名前などを入力しました。

記入方法は次の外務省作成の動画が参考になります。

3 申請書の入力が完成!PDF形式です

外務省のホームページ上で入力したパスポートの新規申請書『新規・切替 一般旅券発給申請書 10年用』は、全部で3ページのPDFファイルとしてパソコンにダウロードされました。 

1ページ目2ページ目3ページ目
チェック・シート申請書(黒枠にサイン要)申請書(継続)

1ページ目はチェック・シートです、2から3ページが申請書です。PDF形式なので印刷で失敗しないと思っていたのですが、今回は見事に失敗していました。

もし、1ページ目のチェック・シートで自己チェックを行なっていれば印刷の失敗に気づいていたと思います。

夜遅くプリントしたため、1ページ目がチェック・シートではなく、細かい注意事項がまとめてあるもので読む必要はないと思い込んでいました。

4 申請書を家のプリンタで印刷!失敗に気づかず

申請の前日の夜に、ダウンロード申請書を印刷しました。

PDFなら印刷設定を変えなくても失敗はないと思い込んでいました。実は失敗していたのです。

失敗
正常

後日、どうすれば正常に印刷できるかを検証しました。

我が家の場合、iMac24からキャノンTS8230に印刷します。

ページ設定で『任意のプリンタ』を『Canon TS8230 series』に変更すると

正常に左の四角が印刷されました。

プリンタのページ設定が任意のプリンタだと左の四角の点が欠ける
プリンタのページ設定がTS8230だと左の四角の点が正常

5 印刷後、2ページ目(申請書)の所持人自署の欄に自分のサインを入れました

6 旅券センターの窓口へダウンロード申請書を提出!ダメと言われる

旅券センターでダウンロード申請書を窓口に提出しました。

すぐに、申請書の上の四角の点が欠けているので、機械で読み取り時に位置合わせが正確にできませんと指摘があり、手書きで書き直すことになりました。

手書きをしたくないと思って準備してきたのに、自分に腹立ちました。

  

7 最初に手書き用申請フォームの所持人自署の欄にサインしチェックを受ける

係の方から手書き用の申請フォームを頂いた後、まず、フォームの黒い太枠の所持人自署の欄にサインを入れるように言われました。

このサインが悪いとNGとなり、最初から書き直しとなるようです。

サインを記入後、係の方が拡大鏡でサインの出来栄えをチェックし、サインが汚れないようにポストイットで保護してくれました。

 

8 手書き用の申請書フォームのサイン欄以外をイライラしながら記入!

手書き用の申請書フォームのサイン欄以外を記入し始めましたが、日頃手書きをしていないため、イライラしながらの作業でした。

旅券センターに朝早く到着していたのに、手書きで時間がかかり、どんどん順番が後になっていきます。

後で来た人の方が早く申請受付を済ませています。さらに、書き間違いにより1度最初から書き直しました。

後で気づいたのですが、書き損じた場合、二重線で訂正すれば良いと壁の張り紙に書いてありました。

焦ると悪循環!

9 申請書がOKとなり、未使用の顔写真、本人確認用マイナバーカード、期限切れパスポートが返却されます

10 ついに、12日後以降にパスポートを受け取れます。

パスポートの受け取りに必要な『一般旅券受領証』がもらえました。

今回は12日後(平日8日間と土日4日間)以降に、もう一度、旅券センターに行けばパスポートを受け取れます。

10 手数料の支払いに必要な印紙を買います

パスポートの手数料は10年の場合、16,000円です。

支払いは収入印紙を買って『一般旅券受領証』の貼付欄に貼ります。

10,000円と4,000円の収入印紙は郵便局で買うことができます。

2,000円の〇〇県収入印紙は旅券センター横の市の窓口で買うことができます。

旅券センターからの帰りに、近くの郵便局へ出向き、二人分の収入印紙を現金28,000円で買いました。

帰宅後、夫婦2人分の『一般旅券受領証』に、各々10,000円と4,000円の収入印紙を貼り付けました。

後は、受取日以降の都合の良い平日に旅券センターに行き、

同じフロアーの市の窓口で2,000円分の〇〇県収入印紙を2枚買い、

夫婦2人分の『一般旅券受領証』に貼り付けて、パスポートを受け取りたいと思います。

やっとパスポートを受け取りました

申請から13日目の12月6日(水)に、夫婦で車に乗り、片道14km先の旅券センターへ行きパスポートを受け取りました。

1 旅券センター横の市役所サービス窓口で2000円の県収入印紙を現金で2枚購入し、『一般旅券受領証』の貼付け箇所に貼り付けました。

2 旅券センターの申請窓口の右隣に受取窓口があります。

並ぶ必要がなく、『一般旅券受領証』を受取窓口の係の方に渡すと、すぐに夫婦分のパスポートを持って来てくれました。

本人確認のため、係の方が生年月日など聞いてきます。

素直に答えた後、係の方がパソコンでパスポートのICチップに記録された内容を画面に表示しますので、氏名などに間違いがないかを画面を見て確認します。

間違いありませんと回答し、やっとパスポートを手にすることができました。

パスポート新規申請、受取までの日数と費用のまとめ

夫婦二人分のパスポートを急いで申請しました。

どんなに、急いでも申請からパスポート受取りまでは、最低10日間(平日8日間+休日2日間)以上必要です。

我が家の場合、申請日から13日目にパスポートを受け取りに行きました。

全費用は34,470円、内訳は、収入印紙代32,000円、写真代2,000円、交通費470円(ガソリン代、60km)です。

日付やること費用(夫婦二人分)
申請の前日11月23日(木)申請書を入力印刷家にPCとプリンタがある場合、追加費用不要

申請当日

(1日目)

11月24日(金)

・コンビニで戸籍謄本(徒歩)

・顔写真撮影

・旅券センターへ

・申請書、顔写真、マイナンバーカードを提出

・帰りに郵便局で印紙購入(徒歩)

・戸籍謄本の交付料金 450円

・証明写真機までの交通費 30円、4km

・顔写真代 2,000円

・旅券センターまでの交通費 220円、28km

・収入印紙代 28,000円

受取 開始日

(申請日から12日目)

12月5日(火)作業なし自己都合で行けない

受取日

(申請日から13日目)

12月6日(水)

・市の窓口で印紙を購入し貼付

・旅券センターへ

・パスポート受取

・収入印紙代 4,000円

・旅券センターまでの交通費 220円、28km

日数合計:13日間

費用合計 34,470円

(夫婦二人分)

印紙代:32,000円

写真代:2,000円

交通費:470円

まとめ

10年ぶりに、パスポートの新規申請を急いで行いました。何事も急ぐと失敗しますね。

失敗1  推奨されていないメガネの顔写真がパスポートに使われました。

失敗2  前日準備したダウンロード申請書が印刷ミスでNG、面倒な手書き申請となりました。

パスポート用の顔写真は、メガネを外した顔写真が推奨されていることを知りませんでした。

ダウンロード申請書は、最初のページのチェック・リストを真面目に読んでいればミスを防ぐことができました。

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