7年間、使用してきたパナソニックのヘアードライヤーEH-NA93が故障しました。
使用中に焦げ臭い匂いがした直後、温風モードなのに冷風しかでなくなりました。
焦げ臭い匂いがしたということは、内部の部品の何かが焼けたのでしょう。
そこで、取扱説明書の『修理を依頼される前に』のページを見ると、『こげくさい匂いがする→ただちに使用を中止してください』と記載されています。
もう、寿命になったと思われますので修理ではなく、最新のヘアードライヤーに買い替えることにしましたが、内部の部品のどこが故障したのか興味があり、故障したヘアードライヤーを分解してみました。
致命的な故障の状況が分かれば、納得して買い替えることができます。
本体の外観
1 表側
![](https://60plus-blog.com/wp-content/uploads/2019/04/panasonic-hair-dryer101C-500x375.jpg)
2 裏側
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3 品番等
![](https://60plus-blog.com/wp-content/uploads/2019/04/panasonic-hair-dryer103C-500x375.jpg)
4 注意書き部分
![](https://60plus-blog.com/wp-content/uploads/2019/04/panasonic-hair-dryer104C-500x375.jpg)
5 ヒンジ部分
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6 空気吸入部の保護カバー
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7 空気吸入部の保護カバー取付けネジ部
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8 本体中央部拡大
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9 送風モード切り替え部
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10 握り部のスイッチ
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11 折りたたんだ状態
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ネジの取り外し
1 吸入保護カバーの取付ネジを外します、黒い穴の奥にネジがあります。
![](https://60plus-blog.com/wp-content/uploads/2019/04/panasonic-hair-dryer106C-500x375.jpg)
2 吸入部下のネジを外します。
![](https://60plus-blog.com/wp-content/uploads/2019/04/panasonic-hair-dryer112C-500x375.jpg)
3 吹き出し部下のネジを外します。
![](https://60plus-blog.com/wp-content/uploads/2019/04/panasonic-hair-dryer113C-500x375.jpg)
4 吸入カバー取付ネジ1本と本体下のネジ2本を外した状態です。
![](https://60plus-blog.com/wp-content/uploads/2019/04/panasonic-hair-dryer117C-500x375.jpg)
5 ヒンジ部のネジを外します。
![](https://60plus-blog.com/wp-content/uploads/2019/04/panasonic-hair-dryer118C-500x375.jpg)
6 握り部の下のネジを外します。
![](https://60plus-blog.com/wp-content/uploads/2019/04/panasonic-hair-dryer119C-500x375.jpg)
7 ヒンジ部と握り部下のネジを外した状態です。
![](https://60plus-blog.com/wp-content/uploads/2019/04/panasonic-hair-dryer120C-500x375.jpg)
8 セット用ノズルを外した状態です。これはすぐに外れます。
![](https://60plus-blog.com/wp-content/uploads/2019/04/panasonic-hair-dryer121C-500x375.jpg)
9 握り部のカバーを手で外します。
![](https://60plus-blog.com/wp-content/uploads/2019/04/panasonic-hair-dryer122C-500x375.jpg)
10 握り部のカバーを外している状態です。
![](https://60plus-blog.com/wp-content/uploads/2019/04/panasonic-hair-dryer123C-500x375.jpg)
11 握り部のカバーを完全に外した状態です。
![](https://60plus-blog.com/wp-content/uploads/2019/04/panasonic-hair-dryer124C-500x375.jpg)
12 配線保護カバーに擦れた部分がありましたが内部の配線は問題なさそうです。
![](https://60plus-blog.com/wp-content/uploads/2019/04/panasonic-hair-dryer125C-500x375.jpg)
13 吸入部保護カバーを手で外します。
![](https://60plus-blog.com/wp-content/uploads/2019/04/panasonic-hair-dryer126C-500x375.jpg)
14 吸入部保護カバーを完全に外した状態です。
![](https://60plus-blog.com/wp-content/uploads/2019/04/panasonic-hair-dryer127C-500x375.jpg)
15 吸入保護カバーの取付けネジ穴が見えます。
![](https://60plus-blog.com/wp-content/uploads/2019/04/panasonic-hair-dryer128C-500x375.jpg)
16 吸入部に黒いファン部分が見えます。
![](https://60plus-blog.com/wp-content/uploads/2019/04/panasonic-hair-dryer129C-500x375.jpg)
17 吹出部カバーをつめ2箇所にドライバーを入れて外します。
![](https://60plus-blog.com/wp-content/uploads/2019/04/panasonic-hair-dryer133C-500x375.jpg)
![](https://60plus-blog.com/wp-content/uploads/2019/04/panasonic-hair-dryer134C-500x375.jpg)
18 本体の継ぎ目にドライバーを入れて、本体を分割します。
本体上に1箇所ツメの部分があります。ツメの近くにドライバーを入れて、ツメ部分のかみ合わせを外すようにします。
![](https://60plus-blog.com/wp-content/uploads/2019/04/panasonic-hair-dryer130C-500x375.jpg)
本体下に1箇所ツメ部分があります。ツメの近くにドライバーを入れて、ツメ部分のかみ合わせを外すようにします。
![](https://60plus-blog.com/wp-content/uploads/2019/04/panasonic-hair-dryer135C-500x375.jpg)
分解完了
1 吸入部、吹出部、握り部、本体部が分解されました。
![](https://60plus-blog.com/wp-content/uploads/2019/04/panasonic-hair-dryer137C-500x375.jpg)
2 本体内部の拡大です。回路部分が見えます。
![](https://60plus-blog.com/wp-content/uploads/2019/04/panasonic-hair-dryer140C-500x375.jpg)
3 握り部の拡大、黒いスイッチ部分が見えます。
![](https://60plus-blog.com/wp-content/uploads/2019/04/panasonic-hair-dryer141C-500x375.jpg)
4 吹出し部の拡大、灰色のノズル部分が見えます。
![](https://60plus-blog.com/wp-content/uploads/2019/04/panasonic-hair-dryer142C-500x375.jpg)
5 吸入部の拡大、黒い部分はファン部分です。
![](https://60plus-blog.com/wp-content/uploads/2019/04/panasonic-hair-dryer143C-500x375.jpg)
6 吹出部の金網にほこりが多く付着しています。こんな状態で使用していたのですね。
このほこりがドライヤーの停止中にヒーター内部に入り、ドライヤーのスイッチを入れた時にヒーターの加熱によりホコリのかたまりが燃えて、重要な部品が加熱して故障したかもしれません。
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取扱説明書に、『吹出部の金網のほこりは、COLD送風モードで吹出し口に綿棒を入れてほこりを吹き飛ばす。』と書いてありました。
いままで、このような手入れをしたことがありませんでした。
こまめに吹出し口の金網の掃除をしていれば、もっと寿命が伸びていたと思います。
電化製品は、取扱説明書をよく読んで使用しないと寿命が短くなるのですね。
7 握り部のスイッチ、特に断線はないようです。
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8 空気加熱部、内部に加熱される金属部分があります。
![](https://60plus-blog.com/wp-content/uploads/2019/04/panasonic-hair-dryer149C-375x500.jpg)
9 空気加熱部の内部に焼けて溶けた部品が見えました。これが故障の原因と思います。
![](https://60plus-blog.com/wp-content/uploads/2019/04/panasonic-hair-dryer153C-500x375.jpg)
こげくさい臭いがしたのは、この部品が焼けて溶けた時の臭いかもしれません。
この部品は、空気加熱部の内部金属部と一体化していますので、この部品だけの交換はできないと思います。
配線等の断線なら簡単に修理できそうですが、重要部品の溶融なら修理は無理と思いました。
やはり、ヘアードライヤー本体を買い替えるしかないと納得できました。
このシリーズのヘアードライヤーEH-NA9A(2018年9月発売)は15,000円ぐらいします。
寿命なら新たな出費も仕方ないですね。
ヘアードライヤー本体の買い替え
先日、パナソニックのヘアードライヤーEH-NA9A (2018年9月発売)を注文し自宅に届きました。
新たな機能、室温に応じて温風の温度が調整されるモードが追加されていました。
購入したパナソニックの人気の最新機種 EH-NA9Aを使用した感想をまとめました。
⇒ 詳細は、記事『パナソニックのヘアードライヤーの最新ナノケア EH-NA9Aは、こんなに進化していた』を見て下さい。
![](https://60plus-blog.com/wp-content/uploads/2019/05/panasonic-hair-dryer202C-500x375.jpg)
(2022年7月6日追記)
新モデルが出ましたので2021年発売のナノケアEH-NA9Gがお得です。
ナノケアEH-NA9Gは、実売2万円前後です。
![](https://60plus-blog.com/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
2021年9月発売の最新モデル 高浸透「ナノイー」&ミネラル搭載モデルEH-NA0Gは、旧モデルより『風量が上がって、乾燥スピード20%アップ』と進化しています。
ナノケアEH-NA0Gは、実売3万円前後です。
![](https://60plus-blog.com/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)