我が家は、今年、芝生の手入れが大変な年のようです。
それは、芝生の下にサッチやコケが大量に堆積しているからです。
サッチは、冬枯れした芝生の葉や芝刈りクズが堆積したものです。
サッチを取り除かないと芝生がきれいな状態を維持できません。
雨降りでサッチが長時間濡れた状態になると芝生全体がコケだらけになります。
ほんとうにやっかいものです。
サッチとは
サッチは、冬に枯れた芝生の葉や芝刈りクズなどが土の上に溜まったものです。
手入れしないと毎年溜まっていくようです。
そのため、サッチを毎年1回は取らないと、水やりしても水が土に浸透しなくなり、雨が降るとサッチが湿ってコケが発生します、肥料もサッチがあると土まで届きません。
このように、サッチは芝生の成長に大きな影響を与えます。
サッチ取りの方法
サッチを取り除く方法として、レーキ、サッチングマシン、サッチ分解剤を使う方法があります。
我が家は、お金のいらないレーキ(熊手)による手作業でサッチ取りをしています。
これらの方法については、こちらの動画を見るとよくわかります。
サッチ取り専用のレーキがあるようです。
⇒ 芝生用レーキ
サッチングマシンを使う方法が楽で効果的だと思いますが、我が家では、芝刈り機を買い替える必要があります、現在使用中のパナソニック製の芝刈り機の替え刃が手に入らないようになれば検討したいと思います。
⇒ サッチングマシン
サッチ分解剤は、散布しておくだけなので楽そうですが、効果が現れるまでに何ヶ月もかかるようです。
⇒ サッチ分解剤
我が家の芝生のサッチ取り
私は定年退職後で使えるお金が少ないのですが、時間だけはたっぷりあります。
今年は新型コロナウィルス感染を予防するため、家での庭作業が世の中のためになります。
5月から晴れや曇りの日に、コツコツとサッチを手作業で取り除いています。
芝生の広さがありますので、毎日3時間ほどサッチ取りをしています。
我が家の芝生のサッチ取り作業を紹介します。
1 芝生がフワフワでなく、ペタンと倒れ固まっています。この下にサッチとコケが大量に埋まっています。
2 固くなった芝生面に熊手を入れ、潜んでいるサッチを掻き出します。熊手を使う理由は、レーキだと固くなった芝生面を弾いてしまいサッチが取れません。
3 サッチを取る範囲(50cmX30cm)を決めて、その範囲内に熊手を四方八方に強く動かしてサッチを取り出します。やさしく熊手を動かしても固まったサッチは出てきません。芝生を少し痛めている感じがします。
4 サッチを取る範囲を広げ過ぎると、サッチが多く出過ぎて作業の効率が悪くなります。
4 熊手を動かして抵抗がなくなるとサッチが取れた状態です。
5 竹ぼうきで、表面に出たサッチと芝生に引っかかているサッチを集めます。
6 こんなにサッチが取れました、コケも大量に取り除けました。芝生も少し抜けています。
7 黒い地面が見えるようになりました、サッチやコケに隠れていたほふく茎が見えますが、これは本来地中にあるべきものなので、抜いて取り除きます。これを抜いても芝生の成長には問題ないようです。
8 これで、50cmX30cmぐらいの範囲のサッチがコケと共に取り除けました。芝生が『スッキリしました、ありがとう!』と言ってくれているようです。理想的には、この後、ローンスパイクで土に通気穴を開けて、目土をうすくかぶせると良いそうですが、サッチ取りだけで疲れましたので、そこまで体力がありません。
一区画(50cmX30cm)に10分かかるとして、1日に3時間作業だと18区画、0.5mX0.3mX18=2.7平米ですので、1日に1坪(3.3平米)もサッチ取りが進んでいかないですね。
今年、我が家の芝生にサッチが多い理由
今年、我が家の芝生にサッチが多い理由を考えてみました。
我が家の春の芝生の手入れ記録です。
時期 | 芝生のサッチやコケ | 対処方法 |
2年前の春 | コケが大量にあった | コケをレーキで苦労して取り除いた |
1年前の春 | サッチ等なし | 手入れをしていない(きれいな芝生) |
今年の春 | サッチとコケが大量にある | 手作業によるサッチ取り作業に苦労している |
2年前の春は、コケが大量にあり、それを取り除く作業で苦労しました。
1年前の春は、2年前の春の苦労が報われて、あまり手入れをしなくてもきれいな芝生が維持できました。
今年の春は、2年前の苦労を忘れて、1年前と同じように楽して芝生がきれいになると思い込んでしまいました。
ところが、現実は芝生の下にサッチとコケが大量に溜まっていて、芝生に元気がありません。
原因は、1年前に手入れをサボったことだと思います。
そのため、1年前のサッチが知らない間に堆積していたようです。
このことを冬に気づいていたら冬の時期にサッチ取りをしていたと思います。
1月から3月の間に、冬枯れした芝生を低く芝刈りした後、サッチとコケ取りを行っていれば、春にはきれいで元気な芝生が見られたと思います。
楽にサッチやコケを除去したい
手作業によるサッチ取りは大変です。
サッチ分解剤を使えば徐々にサッチが分解されるそうです。
芝生の雑草に悩んでいた時に、芝生用除草剤シバキープⅢを使う方法で解決した時と同じです。
⇒ 我が家でシバキープⅢを使った効果は、こちらの記事を見て下さい。
サッチの悩みには、やはり薬の力を借りるのが良いと思い始めました。
今年、使ってみたいサッチ分解剤を紹介します。
1 イデコンポガーデンEV 3kg 芝生 肥料 土壌改良剤 サッチ分解促進
『イデコンポガーデンEV』は、国内約600ヶ所のゴルフ場で使用のサッチ分解剤を家庭向けに売り出した商品です。
3kg入りが実勢価格 4,300円、1kg当たり1,433円。
5kg入りは実勢価格 5,900円です。1kg当たり1,180円。
使用量は1平米30gですから、
3kg入りなら、3000g÷30 = 100平米、約30坪分です。
5kg入りなら、5000g÷30 = 167平米、約50坪分です。
使用時期は、3月中旬から11月中旬、年2〜3回の散布がおすすめのようです。
使用方法は、パラパラと撒いた後に水やりするだけです。
サッチ分解の効果は、散布後2〜3ヶ月後、じわじわ分解されるのですね。
サッチの分解により肥料効果も発揮されるのはありがたいです。
⇒ 『イデコンポガーデンEV』の商品詳細は、出光興産のオフィシャルホームページを見て下さい。
この商品の紹介動画がありました。
2 レインボー薬品 シバキープProサッチ分解剤 2.8kg
『シバキープPro芝生のサッチ分解剤 2.8kg』は、ゴルフ場で使用のサッチ分解促進剤イデコンポ21Sの効果を家庭で実感できる商品です。
この商品の製造会社はレインボー薬品ですが、出光興産のサッチ分解促進剤イデコンポを使用しています。
イデコンポは、ゴルフ場の芝生管理に使用されている有名なサッチ分解促進剤のようです。
2.8kg入りの実勢価格 2,700円。1kg当たり964円。
使用量は1平米40gですから、
2.8kg入り、2800g÷40 = 70平米、約21坪分です。
使用時期は、3月中旬から10月中旬、年2〜3回の散布がおすすめのようです。
使用方法は、パラパラと撒いた後に水やりするだけです。
サッチ分解の効果は、散布後2〜3ヶ月後、じわじわ分解されるのですね。
良質な有機肥料も配合されているようです。
⇒ シバキープProの詳細は、レインボー薬品のホームページを見て下さい。
この商品の紹介動画がありました。
サッチが分解されて、芝生の透水性と通気性がよくなり、芝生の生育環境が改善されます。
3 レインボー薬品 シバキープProサッチ分解剤 1.5kg
『シバキープPro芝生のサッチ分解剤 1.5kg』は、ゴルフ場で使用のサッチ分解促進剤イデコンポ21Sの効果を家庭で実感できる商品です。
1.5kg入りの実勢価格 2,000円。1kg当たり1,333円。
使用量は1平米40gですから、
1.5kg入り、1500g÷40 = 38平米、約11坪分です。
使用時期は、3月中旬から10月中旬、年2〜3回の散布がおすすめのようです。
使用方法は、パラパラと撒いた後に水やりするだけです。
サッチ分解の効果は、散布後2〜3ヶ月後、じわじわ分解されるのですね。
良質な有機肥料も配合されているようです。
⇒ シバキープProの詳細は、レインボー薬品のホームページを見て下さい。
使ってみたいサッチ分解剤まとめ
使ってみたいサッチ分解剤をまとめました。
重労働の手作業によるサッチ取りが軽減されるなら、ぜひ使ってみたいと思います。
これから暑くなりますので、サッチ取り作業中に脱水症状で倒れると大変です。
サッチ分解剤 | 商品画像 | 実勢価格 | 散布面積 |
イデコンポガーデンEV 3kg | 4,300円 (1,433円/kg) |
約30坪分 (143円/坪) | |
イデコンポガーデンEV 5kg | 5,900円 (1,180円/kg) | 約50坪分 お徳(118円/坪) | |
シバキープProサッチ分解剤 2.8kg | 2,700円 (964円/kg) | 約21坪分 (129円/坪) | |
シバキープProサッチ分解剤 1.5kg | 2,000円 (1,333円/kg) | 約11坪分 (182円/坪) |
実勢価格からすると、『イデコンポガーデンEV 5kg』が散布面積1坪当たり118円なのでお得ですね。
まとめ
今年は、芝生の手入れで苦労する年のようです。
昨年は苦労せずに芝生がきれいだったので、その差に驚いています。
冬の時期にサッチを取り除いていなかったのが原因と思います。
春になってからの手作業によるサッチ取りは大変です。
芝生面が固まっていて、熊手で強く掻き出すようにしないとサッチが取れません。
やはり、サッチ分解剤の力も借りた方が良いと思いました。
お金があれば、芝刈機にサッチ用の刃を取り付けて行えるサッチングマシンが良いですね。