我が家のTOTOのシャワー便座の付け根が割れました。便座の上下作動ができなくなりました。
割れる予兆などなく、突然、便座が便器に当たる大きな音がして、何か破片が落ちています。
よく見ると、自動開閉便座の右側付け根部分が割れて、黒い回転軸が見えています。
信頼のTOTO製品と思っていたのですが、どうも同じような割れが多く発生しているようです。
メーカーは製品を10年以上使用した場合、壊れる恐れがあると明記しています。
自分で修理できないか、調べたところ、便座は配線接続が必要でユーザーが交換できない部品だそうです。
メーカー修理を依頼するしかないですね。突然の出費がいくらになるのでしょうか。
突然のTOTOシャワー便座の付け根の破損!
我が家のTOTOシャワー便座です。なんの前ぶれもなく、便座の右側付け根部分が割れました。左側は正常です。
この破損により、便座の自動開閉ができなくなりました。
我が家のシャワー便座は、2012年製造のTOTO TCF4731型 #NW1(ホワイト)です。自動で水を流す機能付きのF3Aグレードです。水タンク横のレバーを手動で動かして水を流す機種はF3グレードです。
製造番号の下に、『10年を超えて使うと劣化により発火・けがなどの事故に至るおそれがあります』と明記してあります。我が家も10年以上使っています、買い替えないと危ない?、まだまだ修理して使い続けたいと思います。
便座の右側に、黒いものが見えます。普段は見えていないものです。
右側から覗き込むと、黒いものは、回転する軸と思われます。
割れた欠けらを近づけると、便座から割れ落ちたものだとわかります。
欠けらを合わせてみました。割れた様子がよくわかります。
黒い部分が回転して便座を上下させます。
黒い部分の断面は長方形です。この平な面でモーターの回転力を便座に伝えるようです。
割れた破片に、回転力が伝わる面が見えます。ここに強い力が加わり便座が割れたようです。
破片を良く見ると、空洞があります。これは力を逃がす工夫なのでしょうか。
この破片を接着剤で付けてもダメですね。強い力が繰り返し加わります。
便座を自分で交換できると良いのですが。
最近したあることが割れた原因なのでしょうか
最近、シャワー便座の取り付けに関して手を加えました。
それは、シャワー便座を便器に固定するためのプレートのネジを増し締めしました。
理由は、体重の移動による便座の位置ズレが気になり出したことです。
このプレートのネジ止めが緩いため、体重の移動で便座が左右に少しづつずれるのでしょう。
便座が動かないように、プレートのネジを増し締めしました。かなり、キツく締めました。
便座の左右への動きを完全に止めたことにより、遊びがなくなり、体重が便座の付け根にかかるようになったのかもしれません。
それとも、12年使用による経年劣化が原因なのでしょうか。
便座はユーザー交換不可です!
TOTOは交換部品の販売をしています。→ TOTO 商品の部品情報検索サイト
我が家のシャワー便座 TCF4731AK#NW1 (便器自動洗浄のF3Aグレード)を検索した結果、
ふたの交換部品はありますが、便座の交換部品の販売はないことがわかりました。
なお、便器手動洗浄のF3グレードはTCF4731#NW1です。
部品が買えるなら、自分で交換できると思ったのですが残念です。
便座の交換は、本体との電線接続作業が必要です。難易度が高いのでユーザーに販売しないのですね。
メーカーに依頼すると、出張費、工賃などがかかります。
突然の出費がいくらになるかが心配です。
メーカーに修理依頼、修理費用が気になります
TOTOのホームページを見ると、WEB受付もありますが、今回は電話で修理を依頼します。
現在、金曜日の10時前です、電話の混雑状況は金曜日の8時〜11時は『比較的空いている』。
早速、TOTOへ電話して修理依頼をしました。
- 『0120-1010-05』に電話を入れます。
2. 電話の自動応答に、『修理』該当する番号を電話のボタンで押します。
3. オペレータの方につながります。
4. 私:『シャワー便座の付け根が割れました』
5. オペレーター:『お怪我はありませんでしたでしょうか』
6. 私:『それはありません』、『修理をお願いします』
7. オペレーター:『便座のふた裏にある製品の型番を教えてください』
8. 私:『TCF4731#NW1』
ここで、オペレーターの方は、この品番が修理可能な部品かパソコンでチェックしていると思います。
9. オペレーター:『修理できます、氏名、住所、電話番号をお願いします』
10. 私:氏名などを答えました。
11. オペレーター:『今日の18時か、明日の朝に連絡を入れます、他に何か聞きたいことはありますか』
12. 私:『特にありません、ありがとうございました』
このような、やりとりの後、気付いたのですが、電話で連絡してもらう内容があやふやでした。
サービスマンが家に来る直前の電話なのか、サービスマンが家に来る予定時間を連絡する電話なのか、
そして、18時前にサービスマンから電話がありました。
サービスマン:『修理が混んでいて、来週月曜日の18時ごろになります』
え!!!今日は金曜日です。3日間も待つことに。
今日の18時にサービスマンが来るかもしれないと思ったのですが、待つしかないですね。
ウォシュレットの修理目安料金表
気になる修理費用ですが、TOTOのホームページにウォシュレットの修理目安料金の表がありました。
我が家は、タイプ:ウォシュレット、故障状況:便座の破損なので、22,000円〜 となっています。
あくまでも目安なので、実際の料金がどのくらいになるのか心配です。
新品に交換するといくら?
ウォシュレットを丸ごと新品に交換するといくらぐらいの出費になるでしょうか。
我が家のTCF4731AK#NW1の後継機種は、TCF4734AK#NW1です。定価は192,500円。
アプリコットのグレードF3Aには次の3つの品番があり、間違えると家の水タンクに合いません。
品番 (本体+洗浄ユニット) | 自動便器洗浄の要否 | 水タンクの種類 |
TCF4734AK (TCF4734+TCA527) | ⚪︎ (必要) | ピュアレスト |
TCF4734AM (TCF4734+TCA528) | ⚪︎ (必要) | 密結右側レバー |
TCF4734AF (TCF4734+TCA529) | ⚪︎ (必要) | 密結全面左側レバー |
楽天市場で調べたところ、自分で交換なら、11万円ぐらい。工事費込みだと1.5万円ほどアップします。
Yahoo!ショッピング でも同じような価格です。
新品に交換するなら、10万円以上の出費です。
最新のウォシュレットは進化している?
最新のウォシュレットが我が家の約12年前の機種と比べて、どのぐらい進化しているのかが気になりました。
カタログ、取説などで比較しました。
最新モデル | 古いモデル (我が家) | |
品番 | TCF4734AK#NW1 | TCF4731AK#NW1 |
外観 | ||
付属リモコン | ||
発売年 | 2023.8 | 2012.2 |
着座センサー方式 | 静電容量方式 (注1) | 着座スイッチ方式 |
ウォシュレット洗浄方式 | エアインワンダーウェーブ洗浄 (注2) | 新ワンダーウェーブ洗浄 |
快適機能 | 個人設定 (注3) | — |
清潔機能 | においきれい (注4) | — |
クリーンケース | — |
注1 最新モデルは、便座に座ったことを検知する方式が『スイッチ』から『静電容量』に変わっています。便座の沈み込みがないのですが、肌が触れる必要があります。我が家の古いモデルはスイッチ方式なので、座ると便座が沈み込みます。座らない時は、便座と便器の間に隙間があります。
注2 最新モデルは、水玉を連射し、水玉の中に空気を含ませるそうです。我が家の古いモデルは水玉を連射するだけで空気は含みません。
注3 最新モデルは、洗浄位置などを使う人の好みを登録できます。我が家の古いモデルは、妻が使った後に、ノズル位置を変更しています。好みを登録できるのは便利だと思います。
注4 最新機種は、トイレ空間のニオイを自動で捕集し、脱臭してくれます。我が家の古いモデルは、便器内の脱臭だけです。
注5 最新モデルは、ノズルを収納するケースにクリーン樹脂を採用しています。
修理後、あと何年使えるでしょうか?
我が家のTOTOウォシュレットTCF4731AK#NW1は、2012年2月に発売されました。
リフォームで2012年12月に取付後、約12年が経過しました。
メーカーの情報では、性能を維持するための部品を2030年4月まで保有すると書いてあります。
そうすると、あと6年ぐらい、故障が発生しても部品交換により使い続けることができます。
修理完了!便座だけピカピカ
2024年8月26日、18時ごろ、TOTOのメンテナンス・サービス代行店の方が我が家に来てくれました。
さっそく、ヒンジ部が金属で補強された改良版便座に交換してもらいました。
交換作業中に、サービスマンの方から、我が家で便座がどのようにして割れたかを聞かれました。
多分、割れの原因の統計を集めるためだと思われます。
作業時間は10分前後、あっと言う間に交換が完了しました。
最後に、便座が正常に開閉することを確認し、作業は終了です。
後は、支払いです。作業前に、いくらかかるのかを聞きませんでした、ドキドキです。
支払いはクレジット・カードでOKです。
スマホのカメラでサービスマンが示したQRコードを読み取ると、TOTOの支払いシステムに入ります。
スマホ操作だけで、支払いが完了しました。
次の明細書を頂きました。工賃が3,400円、部品代が11,700円、出張費2,800円の合計17,900円です。
これに消費税が加算されて、総額は19,690円です。
今回交換した便座は、1年間の保証があるそうです。
まとめ
突然、TOTOのシャワー便座の付け根が割れました。
信頼のTOTO製なのに、こんなに簡単に割れるなんて。
確かに、フタ裏のラベルに10年以上使用すると破損する恐れがあると明記されています。
便座の付け根は、10年以上使用すると疲労で壊れるような設計なのでしょうか。
便座単品は、配線作業が必要なため、サービスマンしか交換できません。
TOTOさんに交換を依頼するしか手はありません。
出張、工賃など高いお金を支払うことになりそうです。
3日後、サービスマンが来訪、ヒンジ部が補強された改良版の便座に交換して頂きました。
交換費用は、予想の2.2万円より少ない2万円弱で済みました。
便座だけ、ピカピカと輝いています。